2011年6月3日金曜日

ありがとう。ビクトリアンチェンバー

クライストチャーチの人気挙式会場だったビクトリアンチェンバーが、弊社ウエッブサイトから姿を消すことになりました。2月の地震で被災し復興の見通しもつかないということが明らかとなり、ついに昨日、ウエッブ担当者に削除のお願いいたしました。
この会場では、多くのカップルの挙式が行われました。古い重厚な建物に四重奏の演奏が素晴らしくマッチしたことや、挙式中、カメラマンが移動するたびに、ぎしぎしと音を立てたことまでもなつかしく思い出されます。




ビクトリアンチャンバーの正式な建物の名前はCanterbury Provincial Buildings といいカンタベリー地方政府の政庁として1865年に完成いたしました。
まさにニュージーランドの国家形成期における最も重要な遺産のひとつでした。
そして、挙式で使用していたチェンバーはニュージーランドのビクトリア朝様式の室内装飾における最高傑作として知られていました。

形あるものはいつか失われるとわかっていても、とても残念な気持ちで一杯です。
先日、被災した建物の横を車で走った時、胸にせまるものがあり、そして「今までありがとう!チェンバー」と心の中でつぶやきました。

クライストチャーチの取り扱い挙式会場は、ローズチャペルは少し修復に時間がかかりそうですが、その他の会場は使用が可能です。
また、新しい会場として、クライストチャーチ郊外のお庭が美しいミルウッドチャペルをこれから、ご紹介していく予定です。
チェンバーのことは、忘れずに、でも前をむいて進んでいきたいと思います。

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