2013年6月27日木曜日

ウエデイングコーデイネイターの仕事の真髄

ニュージーランドの挙式は、春から秋の初め(9月から4月くらいまで)がオンシーズンで、今はオフシーズン。来シーズンの問い合わせの返答や、新規予約などの仕事を主にしてます。
先日、「同行者のひとりが、英語が堪能なので、通訳(介添え人)は必要ないので、パッケージからその金額を引けますか?」という質問をいただいた。
そこで、私たちの仕事は、通訳することは前提で、それ以外の仕事が主であることをご説明させていただいた。

まず挙式前日に、カップルと打ち合わせ(約1時間)させていただき、挙式内容の確認、ヘアメイクのご希望、お写真で特別な注文撮影希望、ご懸念事項などをおうかがいし、それを、当日のそれぞれの担当者に伝えます。

挙式日は、ヘアメイク、フローリスト、リムジンドライバー、牧師先生、オルガニスト、カメラマンなど、沢山のスタッフが関わり、構成されます。ウエデイングコーデイネイターでもある介添え人は、そのまとめ役を務めます。それぞれの担当者が、スムーズに最高のパフォーマンスができるようにアシストし、また注意を促します。


そして、何より重要な仕事は、カップルのケアです。特にご新婦様の横でベール、ドレスケア、髪の乱れなどに注意し、特に記念写真撮影の際には、トレーンやベールが綺麗に見えるように整えます。
当日は、カップルやご同行者様が、挙式だけに集中できるように、介添え人はさりげなく、気をつかい、全体の進行が自然に、そしてあたたかい雰囲気で進むよう努力してます。


近年は、日本人のご同行者だけでなく、現地の元ホストファミリーやご友人が、出席されることが時々ありますが、現地の方からは、とてもスムーズで素晴らしい挙式 だった。との嬉しい感想をよくいただきます。

介添え人の功績もありますが、何よりも、長年のチームワークが安心感を与えるからだと思います。お互いの仕事内容を熟知しているので、とっさのことにも柔軟に対応できます。

NZのカップルは一般的に、ご自身で自分たちの挙式をコーデネイトすることが多く、ウエデイングエキスポなどで、各ブースからヘアメイクさんやカメラマンなどを選んでいき、当日はその日に集められた人たちで構成されるので、いろいろな意味でのサプライズがあるようです。

NZ人は、比較的に楽観的な人が多く、Play by air (なるようになる)の精神で、その場、その場を楽しんでいるような印象です。

文化の違い、気質の違いなどもあり、どれが正しいとは、言えないのですが、私たちはやはり日本からのお客様が望むことがわかりますので、NZのスタッフにもそれを理解してもらえるように、日々、努力をしているところです。

お客様からのご質問から、あらためて、私たちの仕事の意義などを考えてみました。
来シーズンも、カップル、そしてご出席されるゲストの皆様にも感動していただけるお手配をしていきたいと思います。

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